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中学生の皆さんが職場体験で都恋堂に!

2023年11月21日(火)、22日(水)の2日間、東京都内の中学校から3名の生徒が職場体験で都恋堂へ来てくれました。取材・執筆・校正といった記事作りのプロセスや、広告動画の基本などを学びました。その様子をご紹介いたします。

 

《1日目》

◆各々が記者になって代表へインタビュー&原稿執筆!

都恋堂の朝は、ラジオ体操から始まります。
社員と一緒に体を温めて、仕事へのスイッチオン!

 

その後、自己紹介や会社説明を経て、早速、代表の小林にコンテンツの企画・制作という仕事のやりがいや都恋堂が大事にしていることなどをインタビュー。皆さん、少し緊張の面持ちでしたが、とても積極的。時間いっぱい質問が飛び交いました。

お昼を食べたら、代表インタビューの原稿をそれぞれ執筆。文章作りに苦戦しながらも、無事書き終えて、初日終了です。

 

《2日目》

◆弊社社員による「校正・校閲」「広告動画」の勉強会に参加。

ラジオ体操でスタートを切った後は、アシスタントディレクターの盛山による校正・校閲勉強会。まずは、自社メディア「F30プロジェクト」の原稿に盛山が紛れ込ませた誤植を3人がチェック。正しく文章を校正・校閲するためのポイントを学んだ上で、昨日執筆した原稿を鋭い視線でブラッシュアップしました。

記事完成後には、「勉強会の内容は今後の学校生活でも活かせそう!」といった感想が3人から聞こえてきました。

 

代表へのインタビュー、執筆、校正までを自分たちで行って、できあがった記事がこちら。


都恋堂でのインタビューを通して (Aさん)

私は職場体験の中で都恋堂の社長である小林奈巳さんにインタビューする機会をいただいた。そしてインタビューを通して私は不便の価値について考えさせられた。

  私達は小林さんに"仕事を効率的にするための工夫”を問いかけた。 そして小林さんは効率が最終的なゴールであると前置きした上で効率にたどり着くためには無駄は重要であると回答してくれた。そして小林さんはこのことを九九に例えて以下のように説明してくれた。

『数学の問題を解くことにおいても九九を覚えていなければ結果として非効率になってしまう。九九を覚えるという作業は一見して電卓や九九表を使えば不必要であるように感じるが、毎回それらの方法をつかっているようでは結局のところ覚えてしまったほうが効率に繋がる。』

というものだ。

私はこの話を聞いて最初は意味が分からなかった。しかし例を聞き、衝撃を受けそして納得した。なぜならば、自分のある出来事を連想してしまったからだ。それは"試験勉強”である。私は定期テストについて5教科平均90点以上という目標を持っている。 しかしこの目標はむしろ達成できていない回数のほうが多く、現状として満足の行く結果ではないのだ。

 私はこの人生で一度もきちんとテストの反省をしたことがない。前回の振り返りを行えていないのでは無駄を知り、次回につなげることも、逆に良かった点を継続することもできないだろう。 だからこそ無駄なことをすることで自分の引き出しや材料が増えるというこの話を聞いて無駄の価値を感じた。

 幸い、私はまだ内申点には影響しない二年生である。今回のインタビューで得た知見を活かし、例えばテストでは振り返るくらいなら次回の勉強をしたほうがいいという間違った考えで効率を追求するのは控えていきたい。

 そして今後は、テストの結果が出た際に点数だけを見るのではなくなぜその点数なのか?と考え、間違いを理解し自分のものとしたいと思った。


やる気が一番(Tさん)

私が今回のインタビューを通して思ったことは、お客様に喜んでもらえる仕事はやる気から生まれるものなんだなということです。

なぜかというと、社長の小林奈巳さんが「資格や免許よりもやる気を持っているのが大切」というお話をなさっていたからです。そのお話を聞いて私はとても衝撃を受けました。私の中で、仕事の中で重視されるのはスキルや実力ばかりでどんなにやる気があっても、あまりやったことなかったり、スキルを手に入れるのに時間がかかりそうだったりするとやっぱり無理なのだろうと思っていたからです。でも、やる気があればその後にスキルなどは付いてくると聞いたことで、自分が今、好きだけど無理だろうと諦めてしまっていることにやる気を出してこれからチャレンジしてみようと思うことができました。

私の場合、好きな話すことを仕事にしたいと思ってはいますが、途中で同じ話をしてしまったり、文法がおかしくなってしまったりするかもしれないなどの話のスキルに関すること。そして、その話題を見つけてくるスキルも自分にはないから無理だろうからと諦めてしまっていました。ですが、自分のやる気と努力次第で私でも話すことを仕事にできるかもしれない!と少し希望を持つことができました。

自分の仕事に満足してもらえる、喜んでもらえるような私のこれからの未来を自分のやる気で作っていける。そんな人になりたい。そう思います。


インタビューを通して(Nさん)

私は今回のインタビューを通して、 小林さんのこの考えは素敵だなと思ったことが2つあります。

1つ目は「悪口は表でも言う」という考えです。悪口は言わない、ではなく表でも言うというところがすごく優しさを感じ、都恋堂の明るく雰囲気のいい感じはここから来てるんだろうなとおもいました。誰にも悪いところがあり、それを裏でコソコソ言うのではなく、素直にいいことも悪いことも伝えて、悪いところは直してもらいより良い会社を作っていく、そこが素敵で聞いていてとても楽しそうな職場だと思いました。

2つ目は「スキルよりやる気」という考えです。社員さんの採用基準を聞いたときに、真っ先にスキルよりやる気と答えてくれました。もちろん周りに良い影響を与える人、他者に思いやりを持つ人、行動力、愛嬌などと答えてくれましたが、一番最初に出てきて、一番力強い言葉がスキルよりやる気だったのでそれほど仕事をやる上でやる気はすごく大事なんだなと思いました。

今回のインタビューで刺さった言葉は何個もあります。積み上げてきたものが仕事になること、効率を良くする必要があるのかなどといろいろとありました。今回のインタビューで大人の考えを聞け、私にとってとても貴重で大切なインタビューになりました。


 

記事が完成したあとは、お弁当&おやつを食べながら社員と和やかに談笑タイム。1日目と比べて緊張も解けてきたのか、3人の笑顔をたくさん見ることができました。

そして、2日間の最後は、制作プロデューサーであり、動画の仕事を社内で一番多く担当している大八木による「広告ビジネスにおける動画勉強会」。デジタルネイティブ世代の彼女たちにとって動画コンテンツは身近で関心が高いもの。真剣な眼差しで受講していました。

 

職場体験受け入れは初めての試みでしたが、3名が主体的に学ぶ姿勢に社員一同励まされ、初心に返る貴重な機会になりました。この二日間が、将来への視野を広げるきっかけになれば嬉しく思います。

都恋堂は、今後も未来を担う学生の皆さんを応援し、社会や地域に貢献できるような活動に積極的に取り組んでまいります。